しろくま歯科医院では院内に歯科技工士が技工物を製作する院内ラボが設けられています。診療室に入って正面の、ガラスの向こう側で私たちは仕事をしています。現在、院内ラボを設けている歯科医院さんは少なく、歯科技工士を雇わずに外部の技工所さんへ製作をお願いすることがほとんどです。技工室のスタッフは現在2名。院長先生、歯科衛生士さんと連携し、スムーズな診療を行えるようこれからも進化していきます。
院内ラボの利点
1.患者さんの意見を直接
反映することができる
歯の形や色は千差万別で、患者さんによって作ってほしいイメージが全く違います。シェードテイキングや仮歯の調整を技工士が行うことで、最終的な歯のイメージを患者さんと共有し、より質の高い歯を提供することができます。 >> 写真1
2.義歯修理や細かい調整が
すぐにできる
程度にもよりますが、義歯が割れたり、バネが折れた場合、即日修理することが可能です。
歯軋りによりハイブリッドが削れ、金属が露出してしまったということで患者さんが来院されました。削れてしまった部分に新しいレジンを盛り足して、修理を行いました。>> 写真2から3へ
3.インプラント手術日に
仮歯をいれることができる
しろくま歯科医院では歯科技工士もオペ着に着替え手術に立ち会っています。全顎に及ぶインプラント治療の場合、手術と同時に仮歯を製作します。患者さんの負担を軽減するため、歯科医師、歯科衛生士と連帯し、一時間ほどで仮歯を製作します。 >> 写真4
※他の歯科医院さんからご依頼があれば、出張いたします。
どんな仕事をしているのですか?
院長先生と歯科衛生士さんが立てた診療計画をもとに、模型上で補綴物の準備をします。
仮歯を作る作業も、前もって行っています。そうすることで、患者さんが歯を削られる日に、少ない時間で仮歯を入れられるようにしています。 >> 写真5
シェードテイキングを行った際の写真は、患者さんごとに保管してあり、補綴物をセットしてから歯肉が腫れたりしていないかなど、経過観察も記録させていただいています。 >> 写真6
模型も保管しています。
患者さんにセットされるのを待ってい る補綴物たち。
毎月発行される『QDT』『歯科技工』という歯科雑誌を講読しており、日々進化する歯科材料や、治療を学んでいます。 >> 写真7