手術前
患者さんのその日の健康状態と栄養状態を確認します。
健康状態、栄養状態が悪い場合、手術に悪影響を及ぼす場合があるためです。
場合によっては手術に中止もあります。
口腔内の清掃・消毒
インプラント手術中の感染を防ぐため、口腔内の清掃、洗浄をおこないます。歯牙はもちろん、口腔粘膜、舌まで専用の洗浄液を用い、行います。
術野への麻酔
口腔清掃が終わり次第、表面麻酔を施した後、麻酔をかけます。
手術準備
患者さんの口腔内清掃中にオペ室では手術の用意を進めます。
無菌的操作を行うために、専門のオペ室を使用します。オペ室は手術前までに専用のアルコールを用い、室内の壁や器材を洗浄します。
>> 写真1
手術スタッフは、キャップで頭髪を覆い、マスク、ゴーグル(もしくは眼鏡)を装着します。滅菌グローブ、滅菌ガウンを着用します。
>> 写真2
オペ室の入り口は、粘着シートを用い、サンダルやスリッパに付着した塵や菌の除塵、除菌(抗菌剤いり)を行い、消毒・滅菌効果を高めます。
>> 写真3
手術中の明視野と光量の確保のため、外科用無影灯と歯科用影灯のダブルライトで対応します。
>> 写真4
インプラント手術中の術野やフィクスチャー(インプラント体)の感染防止のために、吸引機(サクション・バキューム)は血液用と唾液用に分けます。
>> 写真5
手術器具を使用する順番に並べておきます。
術中のミスを減らすためです。
>> 写真6