親知らずの抜歯についてお答えします。「親知らず」とはその由来が示すように親元の手の掛からなくなった10代後半から萌出しはじめる歯のことです。正式には「第三大白歯」と呼ばれます。萌出する場所は一番奥の上下 です。しかし、この「親知らず」の約6割近くが、素直にまっすぐ萌出することは無く、横向きに位置するため、様々な障害が起こります。障害を起こす患者さんの年齢を見てると、23歳〜29歳位の患者さんが痛みを訴えてくることが多い様です。
- 疲れた時に「親知らず」の周囲が腫れて痛む
- 成人してからの萌出のため、周りの歯に押されて鈍痛があり、歯並びも変わった気がする
- 奥歯が腫れて口が開かない
また下顎の「親知らず」に痛みが出たと思っても、痛みの原因は上の「親知らず」の場合も多いので、十分な診査・診断が必要です。
[症例1]
下顎の親知らずです。横向きに位置しています。
>> 写真1
まず、歯冠部を切断します。
歯冠部をはずします。
最後に歯根部を取ります。